毎年、トマトを作っていますが、昨年初めてハウスで作ってみました。
花はたくさん咲くのに実がほとんどつかない・・・
理由を知りたくて農家さんにたくさん教わりました!
今回は、あま~いトマトを作っている農家さんに色々教わったことや、自分でも調べたことをご紹介します。
トマトの苗~定植までの管理
トマトの苗を買ってきたとき、ほとんどが9cmポット(本葉5~6枚)に入っています。
そのままですと、トマトの樹の勢いだけが強くなり着果やトマトの形が悪くなる場合があるので、12cm~15cmのポットに鉢上げします。
第1花房が咲くまでポットで育てましょう。
一番花が咲きだした頃が定植適正時期です!
若すぎる苗の場合、養分を吸う力が強すぎて、茎や葉ばかりが大きくなって実の付きが悪くなったりします。
逆に適正期を過ぎた老化苗の場合、樹が弱くなり、後半果実の肥大が悪くなります。
茎の太さはえんぴつより少し細めぐらい(8mmくらい)がよいといわれています。
定植は、最低気温10度以上、最低地中温度15度以上になった晴天の午前中に行います。
花の向きを通路側にしておくと実を収穫しやすくなります。
水分と地温を確保するため、マルチをしておくと効果が高くなります。
マルチは植え付けの7~10日前に行って、十分に地温を確保しておくと、苗の根の伸びがよくなります。
トマトを甘くするにはあまり水をやらないほうがいいと聞くのですが、3段目の花房が開花するまでは根を深く張るため水やりは必要です。
1番花は必ず着果させないと実の付きにくい株に
定植したトマトは1番最初の花に実をつけるために一生懸命力を注いでいます。
その花が実らなかった場合、樹ばかり大きくなっていきます。
そのため、一番花に必ず実をつけてもらうため、今回ホルモン処理を初めて行いました。
「トマトトーン」です。
3花開花している花房に100倍濃度に薄めたトマトトーンを霧吹きでシャっと一吹きします。
このとき蕾にかけても効果があるそうです。
霧吹きは100円ショップで購入したものを使用しました。
一度作った希釈液が余った場合は、日陰に置いておき4日ほどで使い切りましょう。
注意点として、日を改めて何度もかけない、先端の若い芽にはかけないようにする点です。
トマトに関しては、果実の肥大化も期待できるので何度もかけたいところですが、空洞果の発生を助長してしまいます。
わき芽・葉っぱ・摘果はこまめに落とす「トマトの育て方」
わき芽は、出てきてすぐに取ってあげるのがいいですが、必ず晴天時に行わないと芽かきをしたところから雨の日は菌が入りやすいそうです。
また、トマトの葉は一段目のトマトが赤くなりだしたら、その実よりしたの葉を切り落としていきます。
また、それより上の葉は、葉を半分程切り落とし、トマトへの日当たりをよくしてあげます。
その後の目安として、トマトの花が咲いたらその下の葉は半分程の長さにカット、トマトが着果して大きくなりだしたら、それより下の葉を落としていきます。
トマトの葉は大きいためトマトに十分な日光を与え、甘いトマトを作るためには面倒ですが、必要な作業となります。
また、老化した葉を置いておくと、老化した葉に栄養分を取られてしまい、トマトに十分な栄養分がいきわたらなくなります。
せっかく咲いたトマトの花を全て実にしてたくさん収穫したいところです。
しかし、全体的に小ぶりになり「小指サイズのトマトいる?」っと言われると・・・料理するのも面倒だし大きいトマトも欲しいし、で、摘果していきます。
摘果は果実が500円玉~ゴルフボール大の時に1花房につき3果にします。
ミニトマトの場合は摘果しなくても十分育ちます。(農家さんの場合は摘果することも多いそうです)
日当たりは十分・水は不十分がいい
日当たりを十分にするには、葉をカットしてあげ、水は3段花房開花終了後はあまりあげません。
トマトは水分を上げると甘味が減ります。
そのため、実ができてから甘くしたい場合はあまり水を上げないそうです。
まとめ
今回は昨年1株につきトマトが5個程度しかつかず、あまりおいしくないトマトだったので、あま~いトマトを作りたくてトマト作りについてご紹介させていただきました。
農家さんより甘いトマトを作るまで頑張ります♪