地域おこし協力隊はここ数年就職先の1つとなり人気がでてきましたね。
私も移住するにあたり、地域おこし協力隊制度を利用した一人として、色々な方の相談やお話を聞かせていただきました。
実際の現役の地域おこし協力隊の方や、協力隊の面接に受けに来られた方、また、大学生など、協力隊卒業生がカフェを営業しているということで、沢山の方にご来店いただきました。
協力隊に興味のある方の中には、見知らぬ地域となじめるかなど不安な事もあるかと思います。
私も縁もゆかりもない土地に協力隊で一人で来たときは、これからの生活にワクワクしつつも不安も同じくらいありました。
協力隊やその関係者の方達とお話しをさせていただいた中で、この人は協力隊になると今後苦労するかな?っと思った方について、タイプをまとめたのでご紹介させていただきます。
新卒は協力隊におすすめできない理由
社会人経験をしていない新卒の方にいきなり地域おこし協力隊になることはおすすめできません。
新卒という時期は一生のうちに一度っきりです。
30歳で専門学校出たので新卒ですと言っても新卒ならではの無知が許されない場合があります。
新卒というと、年齢がいっても25歳くらいまでかと思います。
新卒生は、会社で名刺の渡し方、電話の受け答え、お客様の接し方など社会人として様々な事を最初だからこそ学べる機会があるのです。
地域おこし協力隊でも社会人としての振る舞いを教えてくれる自治体もあるでしょう。
ただ、ほとんどの自治体が最初の仕事として、『地域を知ってもらう』ということが多く、社会勉強をさせるわけではありません。
新卒の方が協力隊になった例も見てきました。
実際、社会人として指導するのは協力隊の先輩になります。
ただ、先輩目線からみると、やはり新卒生はサークルの延長線上気分で、仕事としての認識が低く、何か気に入らないことがあると『ハラスメント』と騒ぐとのこと。
社会人になると賃金が発生しているので、ある程度の我慢がつきものです。
しかし、サークル気分でいるとなんで我慢しないといけないの?っという気分になってしまのでしょう。
また、新卒で地域おこし協力隊になりたいという大学生の方とお話をさせていただいたこともありました。
夢は自分のお店をもってパン屋さんになりたいとのこと。
私からは、先にパン屋で修業をしてから地域おこし協力隊になっても遅くないと思うし、新卒の時期を大切にした方がいいよとアドバイスしました。
その後、その方がどうなったのかはわかりませんが、おいしいパン屋さんをどこかの田舎で営業させているとうれしいなと思います。
協力隊になりたくてなりたくてたまらない方にはおすすめできない理由
地域おこし協力隊になりたいという方の中には、なりたくてなりたくてたまらない人もおられます。
私にはこういう方は不思議でならないのですが・・・
地域おこし協力隊はMAX3年間の制度です。
全く知らない土地にやってきて、沢山の地域の方と知り合えるのはメリットです。
しかし、地域おこし協力隊はあくまでも移住定住の手段の一つであって、永久就職先の一つではありません。
ただ、中には地域おこし協力隊の経験から会社を設立された方もおられます。
『民間主導の地域おこし』の可能性を実験する会社
合同会社RFM
https://rfm-ikeda.com/
NPO法人えんべつ地域おこし協力隊
地域おこし協力隊活動中に開発した商品で会社を設立したパターンもあります。
地域おこし協力隊は、地域をおこすのではなく、あくまで地域をおこす協力隊です。
地域の方からは『都会からわざわざ来てくれた』と期待しています。
しかし、協力隊自身の想い以上に、地域の方達にも長年の想いがあります。
また、協力隊の想いで地域の意見を無視して都会のやり方を押す勧めてはいけません。
地域おこし協力隊にはお給料が出て、地域の方達はボランティアでやっているという事を絶対に忘れてはいけません。
まとめ
今回は「地域おこし協力隊の闇|こんな人は絶対なってはいけない2つのタイプ」というテーマでご紹介させていただきました。
ただ、こういうタイプであっても、まったくNGというわけではなく、自分が当てはまるなぁ~っと思った場合、今回の記事で参考にしていただけたらと思います。