
N証券会社の担当者に「アライアンス・バーンスタイン・米国成長株投信 cコース毎月決算型(為替ヘッジあり)予想分配金提示型」を勧められて・・・100万円投資しました
昔、自分で株売買していたのですが全く儲からず、、、今回知人に紹介されたN証券会社の証券マンにどの商品がよいか聞いてみました。
今思えば、証券マンにとっては、
手数料がたっぷりとれる証券会社にとって都合のいい商品
を紹介するに決まっているのです。が、当時私は無知すぎて、そのままそのN証券会社に口座を作って100万円一括投資しました。
その経験から学んだ事と1年保有した結果をご紹介させていただきます。
購入手数料は証券会社によっては0円~数万円差がある
アライアンス・バーンスタイン・米国成長株投信には、Aコース・Bコース・Cコース・Dコースと4コースがあるアクティブファンドです。
米国の成長企業をリサーチし厳選された50銘柄に対してプロの投資家さんたちが投資していきます。2021年6月の組入れ銘柄の上位には、Google/マイクロソフト/Amazon/FaceBook等が上位に組み込まれており、米株無知さんでも聞いたことのある会社が並んでいます。
証券マン曰く、
「女性には月々分配があるCコース毎月決算型(為替ヘッジあり)予想分配金提示型が人気です」

毎月分配って!毎月お小遣いがはいってくるの?!
ここに惹かれてしまいました。基準価額が11,000円以上で1万口の分配金が200円~あり、めちゃくちゃ魅力的です。当時1万口で基準価額11,800円ぐらいを推移していました。
為替の変動があまり影響のない為替ヘッジありが人気ですよ~っと言われ、銀行口座の通帳に寝かせたままの100万円購入資金にあてました。
100万円の予算で購入するのに
購入手数料 31,945円
81万口程度購入できます。
ここで失敗①
証券マンからは「購入手数料はどこの証券会社でもほとんどかかります。ネット証券以外では。」
と言ってたのですが、当時私の知識は、ネット証券って?のレベルだったんです。
ネット証券って、楽天証券とか、SBI証券のことだったんですね・・・
確かにSBI証券で調べたら購入手数料は0円。
分配金については、基準価額11,000円以上であれば、81万口×200=16,200円程/月の分配金になります。
ただし、分配金には税金20.315%がかかるため、税引き後12,900円程になってしまいます。
そのため非課税枠の一般NISA口座を開設して運用はじめました。

分配金2か月分で購入手数料分帰ってくるじゃん♪
一般NISA口座をつくってしまった
NISA口座を作ったことは失敗だとは思っていないのです。
ただ、ネット証券でNISA口座を作っていれば・・・っと何度も悔やみます。
2020年の非課税枠を使いたければN証券会社でないと非課税の恩恵がない、でも購入手数料はかかる。。。
そして、NISA口座を他の金融機関に移管できるということを知ったのは、2021年1月に非課税枠を1度使ってしまった後の事でした・・・
ここで失敗⓶
NISA口座は、同年(1月~12月)に1金融機関でのみ使用可能。
2021年1月に非課税枠を使ってしまうと、2021年12月までの分の非課税枠は、金融機関を変更することができません。
結局、SBI証券でも2021年4月に口座を作ったのですが、2021年11月にNISA口座を移管の手続きをし、NISA口座の利用は2022年1月からとなりました。
N証券会社では、商品購入手数料がかかるので、2021年非課税枠空きまくりです。あぁもったいない。でも購入手数料ももったいないので、来年の資金に置いておきます。
分配金の再投資は一般口座となる
分配金は再投資に回しました。

これでどんどんたまるやん!
初回の分配金が再投資されたときに気づきました。。。
分配金はNISA口座で再投資されるのではなく、一般口座で再投資されているということに。
そういうものだということも知りませんでした・・・

分配金をほっとくと課税口座でずーっと税金かかった状態で運用されているやん。。。
失敗③
毎月分配型でNISA口座で常に運用されていれば、複利効果ももっとあったんだろうけど、分配金は一般口座に移されて運用されるので、税金(20.315%)がかかります。
ならば、再投資ではなく、現金に換えてNISA口座で購入しなおしては?っとも思ったのですが、ここでまた購入手数料がかかってしまう。
分配金の再投資には購入手数料がかかりません。
信託報酬を完全に無視していた

信託報酬って?
「基準価額からすでに日々自動で引かれているので、お客様があえてお支払いする必要はないですよ。」
っと言われていたのですが、今思えば、あの頃の私に叱ってあげたい。
もうちょっと勉強してから始めないと損だらけだよ。
確かに、あえてお金を払う!っていう意識をする必要はないものです。
が、本来もっと上がっていると思われる基準価額を下げているものでもあります。
アライアンス・バーンスタイン・米国成長株投信の場合、信託報酬は、
年率1.727%
これだけ聞いても多いんだか少ないんだか、さっぱりわかりません。
とある集計によると、先進国株式を扱っているアクティブファンドの信託報酬平均値1.5%(税込み)となっていました。
ちょっとした知識を頭に入れておくことで「あれ?ちょっと高め?」と気づき、これが毎年かかっているということに気づけたのです。
1年間で学んだ事
結局、SBI証券でNISA口座を2022年1月から利用できるので、それまではおとなしくしてることに。。。
分配金は再投資ではなく、現金で分配に変更し、来年度のNISA口座で運用する資金に回す。
現在、一般口座で運用されている商品もタイミングをみて現金に換える予定です。
アライアンス・バーンスタイン・米国成長株投信を1年間運用して
それでは、N証券会社でアライアンス・バーンスタイン・米国成長株投信を約1年間運用してきた結果です。(千円未満切り捨て)
保有資産評価合計 188.7万円
(2021年11月23日現在)
入金金額 155万円
分配金 38.4万円
出金 5.5万円(分配金を2月~4月に再投資せず、現金にしておろしました)
購入時手数料 4.9万円
まとめ
アライアンス・バーンスタイン・米国成長株投信という商品と出会いは、N証券会社で運用を始めたからです。
担当者が片道100kmほど車で走ってきていただいていたので、購入手数料は自分の勉強代というより、その分かなぁっと。
ただ、担当者が3月に退職され、担当がつかなくなった今、それだったらそんな高い手数料払わなくても・・・っと思い、
2022年からNISA口座をSBI証券に移管しました。
機会があったら、NISA口座移管についてもご紹介させていただきたいと思います♪