【家庭菜園】ハウス栽培のアスパラガス|春どり収穫と管理のコツ

家庭菜園
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春の訪れとともに楽しみにしているのが、ハウスで育てるアスパラの収穫。我が家の春の恒例行事です。アスパラガスは多年草なので一度植えると冬に一度地上部分は枯れるのですが、春になると毎年同じ場所から芽が出て、春のカフェメニューに欠かせない存在です。

今回は、そんなアスパラ栽培の流れや管理のコツ、家庭菜園ならではの工夫を紹介していきます。

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アスパラ栽培の基本情報


アスパラガスはお野菜では珍しい多年草で、植えっぱなしでも毎年芽が出てきます。春になると、地中からにょきっと立ち上がる新芽を収穫するのが「春どりアスパラ」。手をかければかけるほど、毎年安定して収穫できるありがたい作物です。

我が家では、ハウスの中で栽培していて、収穫が始まるのはだいたい4月下旬ごろ。野菜が中々取れないこの時期に外よりも暖かく、早めに楽しめるのが嬉しいところです。

ハウス栽培で春どりアスパラを育てる理由

北海道のような寒冷地では、露地だと収穫が遅くなりがち。また他の野菜は収穫がまだまだできません。ハウスを使うと地温が上がるのが早く、春の芽出しもスムーズです。毎年10月下旬になると雪が積もる前にハウスのビニールは片づけてしまいます。(雪の重みでハウスが壊れてしまうのを防ぐため)4月上旬、雪が畑からほとんどなくなってからハウスにビニールを掛けます。

栽培の流れとポイント

春、地中の温度が上がってくると、アスパラの芽が出てきます。最初は栄養をたくさん蓄えているのでアスパラガスは全て収穫してしまっても問題ありません。
収穫は20cm~25cmがベストですが、我が家では手でポキっと折れる場所で収穫しています。あまり長くなると茎が固くなってしまいます。(皮をむけば茎も食べれるのですが細いと食べる場所がなくなってしまうので。)
しばらく収穫を続けていると細いアスパラが目立ってきます。細いのはそのまま残して株を成長させるために光合成させます。たまに出てくる太い茎はまだまだ食せるので収穫します。

すべての芽を取り続けてしまうと株が疲れてしまうので、最後は数本を残して養生に切り替えることが大切です。

収穫後の管理

収穫を終えたら、しっかりと「お礼肥(おれいごえ)」を与えます。我が家では、化学肥料を使って、株のまわりにたっぷりあげます。

その後は、しっかり茎葉を伸ばして光合成させ、株を太らせていきます。この夏の管理が翌年の収穫量につながるので、脇役の時期にも手は抜けません。

アスパラの活用例:カフェメニューでの楽しみ方


収穫したアスパラは、うちのカフェでも大活躍。
定番はスープカレーのトッピングに素揚げで。
サラダプレートにも、さっと揚げたアスパラを添えるだけで春らしさがぐっと増します。

生春巻きの具材にも活用していて、軽く火を通すことでシャキッとした歯ごたえを残しています。新鮮なうちに食べるのがやっぱり一番ですね。

まとめ

アスパラは、一度植えると毎年楽しめる優秀な野菜。
ハウスでの春どり栽培なら、家庭でもプロのような新鮮アスパラが味わえます。

大事なのは、細くなってきたら無理に取らずに、株を休ませる勇気。
そのひと手間が、来年また元気なアスパラを迎えるカギになります。
その積み重ねが、10年以上楽しめる株を育てる秘訣になります。

春の味覚を長く楽しむために、日々の観察とちょっとした手入れを大切にしていきたいですね。

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