ルバーブは、シベリア原産のタデ科の多年草。
別名「食用大黄(しょくようだいおう)」とも呼ばれ、酸味のある茎はジャムにするとアプリコットのような味わいが楽しめます。
日本ではまだメジャーではありませんが、その美味しさに魅了され、当店でも栽培に挑戦しました。
今回は、私がルバーブ栽培に苦戦した実体験と、育てるためのコツについてご紹介します!
ルバーブとは?
ルバーブ(学名: Rheum rhabarbarum)は、寒冷地を好む多年草植物。
原産地はシベリア南部で、日本では北海道や長野県などで栽培されています。
一度植えれば、秋に枯れても翌春に再び芽吹くのが特徴。
寒さには強いですが、暑さと湿気には弱いデリケートな植物です。
茎は緑、赤、またはそのグラデーションがあり、独特の酸味が魅力。
ただし、葉には有毒成分(シュウ酸・アントラキノンなど)が含まれているため、茎だけを食べます。
ルバーブの環境と土壌
ルバーブが元気に育つためには、環境づくりが重要です。
・栽培適温:10℃〜18℃
・日当たり:適度な日光と風通し、直射日光・西日は避ける
・土壌:水はけの良い弱アルカリ性の土
・水やり:土の表面が乾いたら与える(過湿注意)
また、肥料は年に2回。
・1回目:7月中旬〜8月中旬
・2回目:8月中旬〜9月中旬
1株につき20gの化成肥料を、葉の広がりの下に施します。
ルバーブの病気と害虫
ルバーブ栽培では、病害虫にも注意が必要です。
うどんこ病
→ 乾燥した環境で発生しやすい。葉に白い粉のような斑点が出たら早めに対処。
アブラムシ
→ 窒素肥料のやりすぎで発生しやすい。葉裏に注意して、見つけたら取り除きましょう。
それでも育たない場合
実は、私も最初はうまくいきませんでした。
ご近所から株分けしていただいたルバーブを植え替えながら5年…。
何度場所を変えても、思うように育たなかったのです。
そこで思い切って【種から育てる】方法に切り替えました!
今年ようやく種を手に入れて、無事に発芽。
今、小さな芽がすくすく育ち始めたところです🌱
「株が弱かったのかも」「土が合わなかったのかも」など色々な原因を考えながら、
環境を整えて、改めてルバーブに向き合うことが大切だと実感しています。
まとめ
ルバーブが育たないときは、環境・土壌・病害虫だけでなく、
株そのものの強さにも原因があるかもしれません。
うまくいかないときは、思い切って種から育ててみるのもおすすめです!
今年こそ、美味しいルバーブジャムを作れるよう、大切に育てていきたいと思います🍃