北海道でも鷹の爪(たかのつめ)は作れます!
今年も畑で鷹の爪を収穫しました。
毎年、収穫した鷹の爪から種を取り出し翌年植えて発芽させています。
昨年、お客様に鷹の爪を差し上げたところ「マイルドな味の鷹の爪ですね」っと
言われたのがきっかけで今年は辛くすることを念頭に置いて栽培してみました。
北海道での鷹の爪栽培は難しい
私の近所(北海道道北)では、鷹の爪って実はあまり栽培されていません。
鷹の爪の原産地は熱帯です。そのため寒い地域では育てるのが難しく適していません。
過去に路地栽培もしてみましたが、実がつく前に霜が降りてきて全くできなかった年もありました。
我が家では、路地ではなくハウスにマルチをして栽培をしています。
赤くなるのは毎年9月下旬10月初旬にかけてです。
最低気温がもうマイナスになっちゃうよ~って頃に収穫です。
発芽温度は25度超
毎年6月に前年収穫した鷹の爪から種を取り出します。
その種からポットで発芽させてハウスに植えています。
発芽地温が25度~30度。北海道の路地では真夏になってしまいます。
収穫が間に合わないのでハウスなのです。。。。
ハウスで種を植えたポットを管理し、夜は不織布をかぶせて寒くないように大切に育てます。
このころはポットが乾かないように水をまんべんなくやってあげます。
芽が出て、本葉が4~8枚ほどまで出てきたら定植します。
気温が低い夜等は、定植後も夜は不織布などをかけてあげて寒くないようにします。
唐辛子を辛くしたいなら水は少なく育てる
花がつくまでは、土が乾いてきたら水を毎日あげて苗を育てます。
今年は花が咲いたころから水の量をかなり減らしました。
ハウス内の湿度だけで、ほぼ水やりをしていない状態でほったらかしにしてみました。
しなぁ~っとなってきたらたっぷり水をやって育てました。
先日収穫をした今年の鷹の爪をいつもと同じ分量で調理したところ・・・
めちゃくちゃ辛いやん!!(大成功♪)
唐辛子の収穫と保存
赤く色づいた鷹の爪を1個づつ収穫するのもいいのですが、我が家では面倒なのである程度の実が
赤く色づいたら苗ごと収穫します。
カビが生える可能性があるので葉は全て取り除き、麻紐で結んで店の中で干しています。
ちょっとしたオブジェにもなり、乾燥後はキッチンの近くにつるしておくとそのまま切り取って
使用できるので便利です。
ちなみに早く収穫しすぎた青色の鷹の爪は収穫後は赤くなりません。
乾燥させると白っぽい色になりますが料理に使えます。
1年前に乾燥させた唐辛子です。
一度乾燥させると日持ちがするので本当に便利です。
唐辛子で何作る?
収穫した鷹の爪をお店では色々使っています。
1.自家製タバスコ
今年はお客様から「タバスコが欲しい」と言われたので、収穫した唐辛子でタバスコを作りました。
生タバスコ 65g
お酢 65g
塩 6g
参考にさせていただいたレシピサイトはこちら
お店では青色も作ってみたいですね♪
2.お野菜なんでもペペロンチーノ風
ニンニク、唐辛子とお好みお野菜を一緒にオリーブオイルで炒めて黒コショウ、塩で味を調えるとペペロンチーノ風♪
お野菜がとれすぎた時に重宝するレシピです!
3.自家製スイートチリソース
甘さ加減を自分で調整でき、煮込み時間を短く(1度沸騰させて終了)すると、生野菜のドレッシングとしても利用できます!
レシピはこちら
まとめ
今回鷹の爪は北海道で作れるとご紹介しましたが、道北で路地では難しいです。
北海道(道北)では鷹の爪の栽培はあまり見かけません。
そのかわり青なんばんはよく作られています。
寒い地域ではこちらの方が栽培しやすいようです。
また、農家さんに伺ったところ青なんばんの栽培で水をたくさんやると
辛さがマイルドになると伺ったので鷹の爪もそうかも!っと思い
試しに水を少なく栽培してみたところかなり辛くなったと感じました。