春が訪れ、我が家の家庭菜園ではハスカップの花が咲き始めました。
ハスカップは北海道を中心に育てられている果実で、酸味のあるベリー系の実をつけるのが特徴。花は白く控えめですが、初夏には紫色の実がぎっしり実ります。
我が家では、このハスカップをカフェメニューに活用していて、ジュースやケーキ、手作りジャムなどに加工しています。自分たちで育てた果実を、すぐ隣のカフェでお客様に提供できるのは、家庭菜園と飲食を組み合わせている私たちの強みのひとつです。
ハスカップとは?栄養価と味の特徴

ハスカップ(和名:クロミノウグイスカグラ)は寒冷地でも育つ落葉低木。
果実は楕円形で、濃い紫色。酸味がかなり強いですが、ポリフェノールやビタミンC、ビタミンEなどが豊富で、健康食品としても注目されています。
「不老長寿の果実」と呼ばれることもあり、最近ではお取り寄せスイーツなどでも人気が高まっています。
ハスカップの使い道|カフェや家庭での活用アイデア

ハスカップはそのまま食べると酸っぱいですが、加工すると風味が活きてとても美味しくなります。おすすめの使い方はこちら:
- ジャム:酸味と甘さのバランスが良く、ケーキやヨーグルトにぴったり
- ジュース・スムージー:爽やかなドリンクに。炭酸水で割るのもおすすめ
- 焼き菓子(ケーキ、マフィン):生地に混ぜ込んで甘酸っぱさをプラス
- シロップ漬け・コンポート:保存性が高く、トッピングにも便利
- 果実酒:ホワイトリカーに漬けて自家製リキュールにも◎
カフェでは、ハスカップケーキやジュースが人気で、リピーターさんも多いです。手作りのジャムはケーキに添えて提供しています。
栽培時に注意したい病気・害虫|家庭菜園でも対策を
ハスカップは比較的育てやすい果樹ですが、以下のような病気や害虫に注意が必要です。
よくある病気
- うどんこ病:葉に白い粉がふく。湿気と風通しの悪さが原因。剪定で予防。
- 斑点病:葉に黒や茶の斑点が出る。落ち葉の掃除と病葉の除去で対策。
- 根腐れ:水はけが悪いと根が腐りやすい。高畝や排水対策が重要。
よく見かける害虫
- アブラムシ:新芽に付きやすく、ウイルス病の媒介にも。早めに駆除。
- コガネムシの幼虫:根を食べるので、株全体が元気をなくすことも。連作を避けるのが基本。
毎年同じ場所で栽培する場合は、マルチングや土壌改良も取り入れて、病害虫が出にくい環境づくりを心がけています。
収穫と今後の予定
開花が終わると、6月〜7月にかけて収穫シーズンがやってきます。
熟した実は冷凍保存しておくと、ジャムやスムージー作りにも使えてとても便利。
収穫の様子や、今年のハスカップを使った新メニューも、今後ブログでご紹介予定です。
身近な畑で育てた果実が、カフェで喜ばれる一皿に変わる瞬間。
そんな季節の営みを、これからも大切にしていきたいなと思っています。