モロッコインゲンの収穫、いつがベスト?
モロッコインゲンって、ぐんぐん育つから収穫のタイミングが難しいですよね。
「大きくなってきたし、もう少し育てたらもっと立派になるかも!」と思っていたら、あっという間に硬くなって食べづらくなってしまう…なんて経験、ある方も多いのではないでしょうか。
この記事では、モロッコインゲンをちょうどいいタイミングで収穫するコツや、硬くなってしまう原因、失敗しないためのポイントを実体験をもとにご紹介します!
「あと少し育てよう」は要注意!
私も最初の頃は「もっと大きくなった方が得でしょ!」と欲張って、何度も収穫タイミングを逃しました。
見た目は立派でも、皮が固くてスジも多く、炒めても煮てもなかなかやわらかくならないんです。
特にモロッコインゲンは平たい形なので、豆が膨らみはじめると一気に硬くなってしまいます。
収穫の目安はこのサイズ&感触

おいしく食べられるモロッコインゲンの収穫タイミングは、「15cm前後」で、実がまだ柔らかく、ぷっくりしすぎていない状態がベストです。
チェックポイントは次のとおりです:
- 長さ:だいたい15〜17cmくらいが目安
- 太さ:あまりふくらんでいないものを
- 触感:やわらかくてしなやか、弾力がある感じ
- 中の豆が膨らんでいない:手で触って種の感触がわかるほど膨らんでいたら遅めです
特に気温が高い時期はぐんぐん育つので、ほんの1〜2日で食べごろを過ぎることもあるんです。
収穫の際ハサミで切らないと実が取れない場合はもう固い可能性大です。
収穫タイミングが遅れるとどうなる?
タイミングを逃すと…
- 皮がかたく、スジっぽくなる
- 火を通してもやわらかくなりにくい
- 味も青臭さが残りやすくなる
せっかく育てたのに、硬くて食べにくいともったいないですよね。
特に炒め物や天ぷらなど、さっと調理したい料理には収穫が遅いと向かなくなってしまいます。
タイミングよく収穫するためのコツ

私のおすすめは、「朝や夕方に、毎日さやの様子をチェックすること」です。
ハウス栽培だと特に生長が早いので、「昨日より一気に育ってる!」なんてこともあります。
また、路地栽培とハウス栽培を分けて育てるのもおすすめ。
うちでは、発芽はハウスで行い、露地には先に成長した苗を植えて収穫を早めにスタート、ハウスはあえて発芽が遅かった苗を植えて秋まで収穫を楽しめるようにしています。
それでも育ちすぎちゃったらどうする?
うっかり収穫を忘れて育ちすぎてしまった場合でも、捨てずに工夫すれば使えることもあります。
- 煮込み料理に使う:スープやカレーなど、やわらかく煮込む料理ならOK
- 細かく刻んで炒め物やきんぴら風に:筋っぽさが気にならなくなります
- どうしても硬いものは、種を採って来年のタネにするのも◎
我が家では、毎年昨年の種を植えて発芽させています。豆を大きくさせて房ごと乾燥させていると発芽します。
まとめ|収穫の目安を知ればもっと美味しくなる!
モロッコインゲンは、ちょうどいい収穫タイミングを知っておくだけで、驚くほどおいしさが変わります。
- 豆が膨らむ前、15〜20cmくらいで収穫
- 毎日チェックして取り遅れを防ぐ
- 栽培時期をずらして長く楽しむのも◎
せっかくの家庭菜園、収穫まで美味しく楽しみましょう!