毎年トマトを育てていますが、昨年初めてハウス栽培に挑戦して、衝撃の結果に……。
「花は咲くのに、実が全然つかない……!」
なぜこんなことに?と思い、農家さんにたくさん教わったことや、自分で調べて試してみたことをまとめました。
甘くておいしいトマトを育てたい方に向けて、「実がつかない原因」と「対策」をわかりやすく解説します!
苗選びと定植までのポイント
市販の苗はたいてい9cmポットに入っていますが、そのままだと樹ばかり元気で実つきが悪くなることも。
🌱 おすすめ対策:鉢上げして育苗!
12〜15cmポットに鉢上げし、第1花房が咲くまで育てます。これで株が充実し、良いタイミングで定植できます。
適正な苗の見分け方
・茎の太さ:鉛筆よりやや細め(約8mm)
・定植時期:最低気温10℃以上/地温15℃以上の晴天午前中
・花の向き:通路側に向けておくと収穫が楽♪
マルチングをして地温を確保し、定植後〜3段目開花までは水をしっかり与えることもポイントです。
1番花は必ず着果させよう
トマトは、最初の1番花に実がつくかどうかが超重要!
ここで失敗すると、その後も着果しにくくなり、葉ばかり茂った「観葉植物トマト」に…。
🧪 おすすめ対策:ホルモン処理(トマトトーン)
「トマトトーン」
・3輪以上開花した花房に、100倍に薄めたトマトトーンを霧吹きで一吹き
・蕾にも効果あり
・希釈液は日陰保存で4日以内に使い切り
⚠ 注意点:
・日を改めて何度もかけない
・若い芽には絶対にかけない
・やりすぎると空洞果の原因にも
「トマトトーン説明書」
わき芽・葉・果実の管理方法
実をしっかり育てるには、余分なわき芽や老化葉、果実の整理も大切です。
わき芽かき
・晴れた日に作業する(雨の日は病気リスク)
・出たらすぐ摘む
葉の整理
・実が色づいてきたら、その下の葉をカット
・それより上の葉も半分カットして日当たりUP
・花が咲いたら、その下の葉を半分の長さに
・実が大きくなり出したら、さらに下の葉を整理
🪴 葉を整理することで、
・栄養が分散しない
・日当たりがよくなる
・病気予防にもつながります
摘果(中玉・大玉トマトの場合)
・花房あたり3果に厳選
・タイミングは500円玉~ゴルフボール大のとき
・ミニトマトは基本摘果不要(※農家さんは摘果することも)
水やりと日当たりのバランス
「トマトを甘くするには水を控えるべし」というのは有名ですが、控えるタイミングが超重要!
🌞 水やりの目安:
・3段花房が咲き終わるまでは水をしっかり
・それ以降は控えめにして甘さを引き出す
🌿 葉のカットで日当たりUP!
実への日光をしっかり届けることで、トマトがぐんぐん甘く育ちます。
まとめ
昨年は、ハウス栽培で挑戦したものの、
**1株につきわずか5個…しかもあまり甘くない…**という結果でした。
その悔しさから、農家さんに教わりながら今年は再挑戦中!
🍅 ポイントおさらい:
苗は鉢上げでじっくり育てる
1番花は絶対に実らせる
葉とわき芽の管理で日当たりと栄養集中
水はメリハリが大事
\今年こそ、甘~いトマトを収穫します!/